海外航空券用語集
■ 燃油サーチャージとは
最近の中東情勢による原油価格の高騰を受けて、航空燃料も大幅に値上がりしているため、燃料の値上がり分の一部を搭乗客に一律に賦課する運賃・料金のこと。 全ての搭乗客が支払う義務がある。各航空会社がそれぞれ、搭乗区間ごとにサーチャージの運賃・料金を決めており、航空運賃やツアー代金とは別徴収となる。目安は一区間2000円〜20000円程度と、幅広い。飛行距離が長ければ当然、値段は上がる。
■ FIX「フィックス」とは
申し込み時に帰国日決定。出発前にあらかじめ全便の予約を確定しておかなければいけないチケット。その予約の変更もできない。便の制約があるためオープンチケットより料金は安め。「正規割引航空券(PEX)」もこれに該当。
■ FIX/OPEN「フィックス・オープン」とは
出発前に全便の予約を入れておくが、現地に到着後、帰りの日程を一回のみ変更できるチケットのこと。
■ OPEN「オープン」とは
帰国便の予約をしないで購入できるチケットのこと。有効期限内なら現地で予約の変更もできる(90日OPENなら90日間以内の任意の日を設定できる、という意味)。最高で1年オープンのものまである。
■ 直行便とは
どこにも着地せず、ノンストップで目的地まで行く便。
■ 経由便とは
目的地に行くのに、途中経由地に寄るが、便名は変わらないもの。(一旦、飛行機を降りる場合と降りない場合がある)
■ 乗継ぎ便とは
目的地に行くのに、途中で飛行機を乗り換えるもの。便名が変わる。
■ トランジットとは
途中の空港で乗り換えること。上記の「経由」「乗継ぎ」の両方を含む。
■ ストップオーバーとは
経由便・乗り継ぎ便で目的地までの途中、または帰りに立ち寄った空港(都市)で24時間以上滞在すること。ただしディレイ(スケジュール遅れ)で24時間を超えた場合は乗継ぎのための寄港であり、ストップオーバーにはならない。
■ オープンジョーとは
「往路:東京→パリ 復路:ロンドン→東京」などの様に出発便の到着地と、帰国便の出発地が異なる形態の航空券のこと。 オープンジョーは、空白区間が同一地域内ならば、無料で認められることが多い。
■ リコンファーム(予約再確認)とは
次に乗るフライトや帰国便の予約再確認のこと。出発の72時間前までに行う。 これをしないと席がキャンセルされてしまうこともある。 ただしリコンファームを義務づけていない航空会社もある。
■ オーバーブッキングとは
航空会社が定員以上に予約をとり、定員オーバーになること。航空会社は通常、キャンセルを見越して座席数より多くの予約をとっているが、当日のキャンセルが予想数以下の場合に起こる。これは航空会社の責任なので、乗れない人が出た場合、通常はクラスや別便に変更など、なんらかの代替手配提案はしてくれるが、旅程は変更せざるをえない。格安航空券はこうしたトラブルを受けやすいので、リコンファームの実行や早めのチェックインを心掛けましょう。
■ ツーレターコードとは
航空会社の名前をアルファベットや数字の組み合わせ2文字で表した略号で、世界共通。(例えばJL→日本航空 NH→全日空など。) 飛行機の便名は、このツーレターコードと数桁の数字を組み合わせる。(日本乗り入れ航空会社一覧)
■ スリーレターコードとは
各空港や都市名などの名前をアルファベットや数字の組み合わせ3文字で表した略号。 (例)成田空港→NRT、関西空港→KIX など。
■ ハブ空港とは
アメリカとアジアでは若干解釈が異なるようだが、一般的には国際線と国内線乗り継ぎが可能な、拠点となる空港を指し、ここを中心に放射状の路線網がある。 ハブ空港は航空会社によって異なる。「ハブ」とは車輪の車軸の意味。
■ 空港税(出入国税、空港施設使用料 等)とは
空港運営のため、全ての搭乗客に負担されるもので、空港毎に料金は異なる。国内の空港の場合、現在、成田・関西・名古屋・福岡空港発の国際線は事前に航空券代金とあわせて徴収されている。その他の空港発は出発当日に空港で購入が必要。
また、渡航先の国又は地域においても、その国の法律などにより渡航者個人に対して 空港税等(出入国税、空港施設使用料、税関審査料)などの支払いが義務付けられている場合がある。
料金や内訳は、渡航先の国又は地域ごとに異なる。
■ 航空保険料とは
米同時多発テロ以降、保安強化や航空保険料の値上がりのために、航空会社の負担が大幅に増額したため、現在、その増額分の一部を搭乗者より徴収できることになっている。金額は航空会社、区間によって異なる。